子供部屋を作りたい!プランニング方法

子供部屋は他の部屋と異なり、子供自身がのびのびと過ごすことができ、様々な使い方をするためにつくることが多いです。子供部屋を設けることは自立心を養うことにもつながり、プライバシーを保つことができます。子供が小さいうちは子供部屋で一人で寝ることが難しいため、将来気軽に変更できる間取りにしておくと成長に合わせた子供部屋を作ることが可能になります。
マイホームにおいて子供部屋をプランニングする場合、まず個別の子供部屋をいつ与えるのがよいのかを考えます。小さい頃はおもちゃ置き場や遊び場などの使い方をすることが多く、楽しさが全面に現れていることが多いです。ですが、しっかりと収納スペースなどを設けていないと、ただの物置になってしまい、有効活用することができません。初めは子供部屋として利用するのではなく、家族の趣味の部屋として活用をすると良いです。
適しているのは子供が自分自身の部屋を持ちたいと考えたときです。主に小学校高学年になってからそのような気持ちが芽生え、自分で工夫をしながら部屋を使っていくので自立心が伸びます。様々な可能性を伸ばすことができるので、ある程度の広さは必要ですが、あまりに広くなってしまうと家族で過ごす時間が短くなる可能性があります。そのため6畳程度とし、クローゼットを一人一つ設けるようにします。
子供部屋のプランニングで気を付ける点は安全性です。いくら子供の自立心を伸ばすために自由に部屋のレイアウトをさせたいと思っていても、窓際に家具を置いてしまうと、なんらかのきっかけでよじ登りそのまま窓から転落してしまう危険性があります。これは子供部屋だけでなく様々な部屋でも言えますが、ある程度大きくなるまでは窓の前やベランダには足掛かりとなるものは置いてはいけません。また地震が起きた場合に被害が生じないように、ベッドのそばに家具を置かないように指導することも大切です。
このほか子供が小さいうちは2つの部屋をくっつけて、大きな部屋にしておき、ある程度大きくなったらパーテーションや家具などで2つに分解する、という方法をとることもありますが、この方法はしっかりとプライバシーを守ることができないため、意外と子供は嫌がります。年齢があがるにつれ自分だけの部屋を持ちたいと感じるため、簡易的な区分けでは満足することはできません。最初は1つの部屋で、のちに2つの部屋に分ける場合はしっかりと仕切りをつけることが大切です。

